課題2-1の講評

匿名性が守られるべきかどうかの立場は次のとおりでした:

このような課題では、どちらかの立場に偏ることが多いのですが、ほぼ二分されていたのは面白いことです。

どのような通信手段にでも、匿名性が有益な場合と有害な場合がありますので、どちらの立場が正しいということはありません。ただ、「情報処理」を学ぶ上で大事なことは、どちらの立場をとるかではなく、匿名性やそれを規制することの利害をよく理解することです。その意味では、利害得失について他の人がどのような意見を持っているかに気を付けて交換したレポートを読んでみて下さい。

またこの先の講義でも触れますが「情報処理」の授業の立場から重要なことは、情報技術によってこれまでの社会が前提としてきた匿名性が変化しているという点です。特に

感想等(順不同):


Hidehiko Masuhara, May 2005