プログラミングコンテスト勉強会2004

2004年 増原英彦

お知らせ

2004年度冬学期は全学自由ゼミナール「実践プログラミング」が開講されます。
この勉強会を引き継ぎますので続けての参加、また新たな参加者をお待ちしています。
7月2日(金) に国内予選が行われました。 Members
当勉強会からは4チームが参加しました。全チーム初挑戦ながら好成績をおさめ、1チームがアジア予選への出場を決めました。詳細(@愛媛大学)
毎週木曜日 18:00 から駒場の情報教育棟小演習室1 で勉強会をしています。
情報交換用webページができました
参加者限定です。

主旨

この勉強会は「ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト」に挑戦することを目標に、過去問を解くなどの準備をする集まりです。興味ある人の参加を歓迎します。

長めの主旨

目標とするコンテストは、大学生を対象にした世界的規模のプログラミングコンテストです。プログラミング版「数学オリンピック」とも言える、ハイレベルな大会です。最近になって日本からの出場チームも好成績を収めるようになってきたものの、まだ優秀な日本の大学生の実力を充分に発揮しているとは言えない状態にあると思います。

私見ですが、その理由は経験ではないかと思っています。いまのコンテストのルールの下では、単にプログラミングが得意であるとか頭の回転が早いといった才能だけでなく、コンテスト向けの問題に慣れておくこと、コンテスト向けの環境を知っておくこと、さらにはチームワークを磨いておくことといった経験の差がモノを言います。ところがこの経験をするチャンスは(現在のルールでは)学部学生の間しかありません。そして多くの学生は、学部3,4年生になってからコンテストの存在に気付き「ああ、1,2年生のときから参加しておけば今頃は……」と臍を噬んでいるのではないかと思います。

というわけで、はじめの1歩を踏み出すための契機としてこの勉強会を企画しています。「世界大会だなんて、今のボク・ワタシにはとんでもない」と思う人でも、何年後かに挑戦するときの土台作りだと思って参加してみませんか?

情報


Hidehiko Masuhara, February-July 2004