演習4 情報システムの役割
目的
実際の情報システムの調査をし、その問題点や工夫を知る。
演習の手順
グループを作る
- 3名で1つのグループを作る
(自由に決めてよいし、前回の演習と違う人と組んでよい。)
- TAがグループ番号を割り当てるとともに学生証番号を控える
調査対象となる情報システムとして、以下の中から好きなものを選ぶ
実際にそれらのシステムを調べ、どのような機能があるかを書き出す。
例えば、教科書 p.193 の「チケット予約システムの概観」には、文章でシステムの機能がいくつか説明されている。ここで説明されているような機能を箇条書きでリストアップする。
-
多くのシステムは、複数のサービスを提供していることが多い。そのような場合には、主要なサービスに絞って調べよ。例えば宿泊予約システムの多くは、宿泊だけでなく航空券やツアー旅行の予約もできる。そのような場合は宿泊予約だけを調べればよい。
- 多くのシステムには、実際に予約や購入をしなければ見ることのできないページがあるので、そのようなページは調べなくてもよい。システムによっては、手順を説明した文章があるので、それを読んで推測してもよい。
書き出した機能をスライドにまとめ、CFIVEで提出する
- 10:00までに提出すること
- 書き出した機能をスライドにまとめる
- Microsoft PowerPointによるスライドの作り方
- ファイル名は「group22.ppt」(グループ番号が22の場合)のようにすること。
- 表紙には、調査したシステム名・グループ番号・メンバーの氏名と学生証番号を書く
- 2枚目以降に、書き出した機能を箇条書きする。スライド1〜2枚に納まるように簡潔に書くとよい。
- 余裕があれば、機構の分類や構造化を行って整理された形で書いてもよい。
- 作成したスライドをCFIVEで提出する
- CFIVEの提出先
- レポート名はグループ番号と調査したシステムの名称を書く。例えば 22 番のグループが「価格.com」を調査した場合は「22 価格.com」とする。
- 提出したら、「メッセージ一覧」からファイルをダウンロードして、PowerPointによって表示できるかどうか確認せよ。
調査結果を発表をする
抽選で発表するグループが選ばれるので、各グループごとに提出したスライドを使って1〜2分で発表する。まとめレポートで良い発表をしたグループ3つとその理由を挙げてもらう。また、まとめレポート作成の際に他の情報システムの機能を知っておく必要があるので、注意して聞くこと。
レポート
演習の結果をもとに、以下の3点をまとめたレポートを作成し、提出する。
- 調査結果の発表時に、良い発表をしたグループ3つとその理由を簡単に書け。発表の良し悪しは、調査した内容が優劣だけでなく、機能のまとめ方、スライドの見易さ、話し方等も考慮してよい。
- 自グループが調べた情報システムと、他グループが調べた情報システムから1つ選び、それぞれの機能の分類・構造化を行い、比較する。他グループの調査結果は演習中に提出されたスライドに置かれるスライドを参照する。(パスワードは第1回の演習時のものと同一である。)
- 1つの情報システムを使う際には、色々な種類の画面が現われる。自グループが調べた情報システムの機能を、画面によって整理せよ。各画面は、何かの情報を表示したり、何かの入力をさせたり、何かの機能を選ばせるものである。そこで、実際のシステムの画面にとらわれず、自分の考えで
- ○○を表示する画面
- ○○を入力させる画面
- ○○か○○を選ばせる画面
などのように必要となる画面を考え、それらの画面の関係を示せ。(機能の多いシステムの場合、主要な機能を選び、それについてだけ示せばよい。)
- 形式
- レポートは(グループではなく)1人ずつ個別に作成し提出する。
必ず演習番号・氏名・学生証番号・演習に対する意見や感想を書くこと。レポートの体裁の良し悪しも採点の対象となっていることに注意せよ。
- 提出期限
- 2006年7月2日(日) 23時59分
- 提出方法
- CFIVEまたは紙のどちらか:
- CFIVEの場合: レポートを1つのファイルにまとめ、次のページの「レポート提出」を使って提出せよ。
CFIVE 課題提出ページ
- レポート名は「ユーザ名.拡張子」のようにせよ。例えば学生証番号が987654で、PDFファイルであれば「
g987654.pdf
」のようにする。
- 提出期限内であれば、新しいレポートを提出し、古いレポートを削除することで何度でも差し換えることができる。ただしCFIVEの不調などで新しいレポートの提出ができない可能性もあるので、「提出→削除」の順で行うこと。
- CFIVEは数十分間操作をしていないと自動的にログアウトされてしまい、次に操作をしたときに「エラー」と表示されることがある。そのような場合は、一度ログアウトして、再度ログインしてから操作を試みるとよい。
- 期限を過ぎるとCFIVEは提出を受け付けなくなる。提出期限ぎりぎりになってトラブルがあったとしても救済できないので、1〜2日の余裕を持って提出することを強くすすめる。
- 現在のCFIVEは、日本語や空白が使われた名前を持つファイルを受け付けない制約がある。レポートのファイルを提出するときは、「
g987654.pdf
」のような、日本語や空白を含まないファイル名に変更してから行うとよい。
- 紙の場合: 情報教育棟大演習室1の外にあるレポートボックスに提出のこと。情報教育棟の開館時間にしか提出できないことに注意せよ。
- 注意
- 他人の文章を自分の文章であるかのごとく使用することは、試験におけるカンニングと同様の不正行為なので、厳しく対処する。不正なレポートは未提出よりも評価が低い。
Hidehiko Masuhara, June 2006