全学自由セミナー 実践的プログラミング2004

2004年 冬学期 火曜日5限
@ 情報教育棟3F小演習室2
増原英彦金子知適

お知らせ

説明会には出席できなかった方の参加も歓迎します。
希望する場合は、
第1回(10月5日(火))
説明会を行いました。

主旨

この授業は「ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト」を題材に、過去問を解くなどの演習形式で参加者の問題解決能力・プログラミング能力を高め、プログラミングや計算機科学に関する知識を深めることを目指します。

長めの主旨

この授業の題材は、大学生を対象にした世界的規模のプログラミングコンテストです。プログラミング版「数学オリンピック」とも言える、ハイレベルな大会です。最近になって日本からの出場チームも好成績を収めるようになってきたものの、まだ優秀な日本の大学生の実力を充分に発揮しているとは言えない状態にあると思います。

私見ですが、その理由は経験ではないかと思っています。いまのコンテストのルールの下では、単にプログラミングが得意であるとか頭の回転が早いといった才能だけでなく、コンテスト向けの問題に慣れておくこと、コンテスト向けの環境を知っておくこと、さらにはチームワークを磨いておくことといった経験の差がモノを言います。ところがこの経験をするチャンスは(現在のルールでは)学部学生の間しかありません。そして多くの学生は、学部3,4年生になってからコンテストの存在に気付き「ああ、1,2年生のときから参加しておけば今頃は……」と臍を噬んでいるのではないかと思います。

というわけで、表向きは授業というこの集まりの裏には、プログラミングコンテストへ向けてのはじめの1歩を踏み出すための契機としての勉強会という顔があります。「世界大会だなんて、今のボク・ワタシにはとんでもない」と思う人でも、何年後かに挑戦するときの土台作りだと思って参加してみませんか?

情報


Hidehiko Masuhara, September 2004