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2024年3月修了者
研究室メンバの学位記授与式がありました。今年度は3名が修士号を、5名が学士号を授与されました。3名は本学を離れ、5名は修士課程でさらなる学位取得を目指します。みなさんの益々の活離に期待しています。
また、Cahyonoは東京工業大学優秀学生賞を受賞しました。この賞は各系から1名選ばれた学業成績及び人物ともに優秀な学生に授与されるものです。
斉藤、角田、津山は修士号を受け、企業の開発者として働き始めます。Cahyono、糟谷、川添、須田、谷口は学士号を受け、修士課程に進学します。
中学・高校生が研究室セミナーに体験参加
青稜中学校・高等学校の生徒約20名が当研究室を訪問し、研究室セミナーに体験参加しました。研究室の大学院生が発表した「代数的エフェクトハンドラのゲーム開発への応用」について一緒に議論に参加してもらいました。ゼミ終了後も研究室メンバーに対して熱心に質問を続けて下さい、有意義な時間を過ごしてもらえたと思います。
メンバー5名が学士論文を発表
5名の研究室メンバが学士論文の発表を行いました。
- Cahyono Jessica Belicia, Design and Implementation of a Block-based System for Learning How to Construct Algebraic Data Types
- 糟谷颯希, 複数バージョンのクラス定義を使用できる動的型付け言語の設計とその互換性検査機構
- 川添裕功, 依存型付き言語に対するA-正規形から継続渡し形式への型保存変換
- 須田太斗, 深層学習モデルの形状不一致を型レベルで検査する手法の有向非巡回グラフへの拡張
- 谷口茜, Formalizing an Object-Oriented Programming Language With Delimited Control
Vasconcelos先生によるセッション型に関するセミナー講演
リスボン大学のVasco Thudichum Vasconcelos先生が研究室を訪問し “System Fμω with Context-free Session Types” と題するセミナー講演を行っていただきました。セッション型の基礎から、その表現力に関する最新の進展までを解説していただき、大変勉強になるセミナーとなりました。
バージョンプログラミング言語のコンパイル手法に関するAPLAS 2023論文
田辺、Luthfan, 青谷、増原による論文 “Compilation Semantics for a Programming Language with Versions”が第21回プログラミング言語とシステムに関するアジア会議(APLAS 2023)に採録されました。2023年11月に台湾台北市で発表されます。この論文は我々が以前に発表したバージョンプログラミング言語に対するコンパイル手法を提案しています。
岡山県の中学生の研修訪問
岡山県立岡山操山中学校の生徒3名が研修の一環として当研究室を訪問しました。学校で進めているプログラミング・可視化・作曲に関する課題研究についての紹介を受けるとももに、我々の研究を含む大学における研究活動全般を紹介しました。とても学習意欲の高い生徒さん達で、おどろくほど最先端のプログラミング事情に通じており、楽しい議論を交わすことができました。
層活性のモジュール化論文をICSME 2023で発表
Paul Leger, Nicolas Cardozo, and Hidehiko Masuharaが書きInfoSoft論文誌に採録された論文“An Expressive and Modular Layer Activation Mechanism for Context-Oriented Programming”が2023年10月1-6日にコロンビア・ボゴタで開催される第39回ソフトウェアの維持・発展に関する国際会議(ICSME)の論文誌先行トラックにて発表されます。
👉Project: Adaptive Interface Language for COP
新規メンバーと修了者
Rifqi Adlan Apriyadiが修士課程を修了しました。修了後は日本企業でエンジニアとして働くそうです。今後益々の活躍を期待しています。
2019年に研究室に滞在したことがあるベルリン工科大学の修士課程学生Sherif Omarが交換留学生として研究室に加わりました。これから1年間、修士論文の完成に向けて自然言語によるプログラミング環境の研究を行います。
学位記授与式の日にささやかな歓送迎会を行いました。このところ公私に忙しい研究室メンバーが多いためか、全員が集まれなかったのですが、一緒に研究をすることの楽しさを感じる時間でした。