壊れたポイントカットの検出
アスペクト指向プログラミングにおいてよく知られている問題の1つにポイントカットの脆弱性があります。基底プログラムの変更によって、ポイントカットの範囲が狂ってしまうというものです。プログラムを変更する際にポイントカットの正しさを確認することは、特に大規模で複雑なシステムにおいては非常に困難なものになります。
このプロジェクトでは、基底プログラムが変更された際に、更新が必要となるであろうポイントカットを自動推薦する手法を検討します。ポイントカットが選択する結合点集合に共通する特徴に注目し、変更の有無を推定することを目指します。
提案手法はEclipse統合開発環境のMylynプラグインの拡張として実現しました。
このプロジェクトはニューヨーク市立大学のRaffi Khatchadourian先生との共同研究です。