わたしたちはプログラミング言語とソフトウェア開発環境を研究しています。プログラミング言語と環境の理論・設計・実現方式を追求することで「プログミングをもっと楽しく」することが研究室の大きな目標です。主な研究テーマには次のものがあります。
- プログラムを安全に書きやすくするためのプログラミング言語の理論、設計、実現方式。例えば型システム、制御機構、モジュール機構、プログラム合成技術などについての研究をしています。
- 効率の良いプログラムをより簡単に記述するためのプログラミング言語とその最適化手法。例えばGPGPU向けのプログラミング言語、実行時コンパイル技法、プログラム変換技術などについて研究しています。
- 統合開発環境のようなソフトウェア開発環境の、プログラミング言語技術や機械学習技術を用いた高度化。例えばライブプログラミング環境、教育用開発環境、コード補完、デバッガなどについて研究しています。
これらに限らず、プログラミング言語とソフトウェア開発環境に関する色々な研究を行っています。詳しくは研究プロジェクトのページをごらん下さい。この分野に興味を持つ学生・研究者を歓迎しています。
伊澤、増原、Bolzによる論文 “A Lightweight Method for Generating Multi-Tier JIT Compilation Virtual Machine in a Meta-Tracing Compiler Framework” が ECOOP 2025 に採択されました。6月30日からノルウェー・ベルゲンで開催される会議にて発表されます。この論文は伊澤の博士論文とその後の発展に基づく成果をまとめたものです。
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ソフトウェア発展のための分散・永続プログラミングに関する2編の論文が<Programming>論文誌に採録されます。論文はまた2025年6月にプラハで開催される<Programming>国際会議でも発表されます。これらの論文は大分大学の紙名博士と山口東京理科大学の青谷博士との共同研究です。
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以下の発表が 情報処理学会 第153回プログラミング研究発表会 (PRO2024-5)に採択されました。本発表は3/26-27に東京大学及びオンラインで発表されます。
👉プロジェクト
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第27回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ (PPL2025) にて、以下のポスター・デモ (カテゴリ3)発表を行います。○が話者です。
- ○吉村友成, 田邉裕大, 増原英彦. メタトレーシングJITコンパイラを用いた多段階計算の高速化への試み.
- ○糟谷颯希, 田邉裕大, 増原英彦. 非互換な振る舞いの変更に対応した動的パッチ作成の補助機構.
- ○Peien Chen, Yudai Tanabe, Youyou Cong, Hidehiko Masuhara. Adapting Ownership Types for Resource-Safe Algebraic Effect Handling.
- ○林みなみ, 田邉裕大, 増原英彦. ライブプログラミング環境Kanonにおけるプログラマの関心事の強調法の提案.
- ○吉尾拓真, 田邉裕大, 増原英彦. 可視化されたデータ構造の編集による対話的プログラム合成手法RefSynの提案.
- ○稲葉亮太, 増原英彦, 田邉裕大, 叢悠悠. Language Server Protocolを用いたライブプログラミング環境Kanonの汎環境化.
- ○謝志杰, 笹田耕一, 増原英彦, 遠藤侑介, 静的プログラム解析によるCRubyにおけるRB_GC_GUARDマクロの過不足検出.
- ○Zhiqi Chen, Youyou Cong, Hidehiko Masuhara. Towards Live Effectful Programming with Typed Holes.
- 川添裕功, ○谷口茜, 叢悠悠, 増原英彦. Algebraic/Scoped effects & handlersの型保存CPS変換.
- ○Jessica Belicia Cahyono, 叢悠悠, 増原英彦. 代数的データ型による情報のモデル化を練習するためのブロック型演習環境.
- ○熊本航太, 叢悠悠, 増原英彦. 自然言語でデザインレシピを実践可能な対話型学習環境の開発.
- ○松山皓星, 叢悠悠, 増原英彦. コレオグラフィックプログラミングのエフェクト及びコエフェクトシステムを用いた定式化.
- ○小西京香, 叢悠悠,増原英彦. 限定継続の学習支援のための抽象機械に基づく可視化.
- ○Youyou Cong, Filip Strömbäck, Kazuki Ikemori. Studying Continuations from an Educational Perspective.
また、以下の共同研究者によるポスター・デモ (カテゴリ3)発表を行います。
- ○松下祐介, 田邉裕大, 関山太郎, 五十嵐淳. Linear Haskell での Rust 流借用の純粋な実現.
- ○Yudai Urabe, Guannan Wei, Youyou Cong. Toward Static Analysis for Programs with Effect Handlers by Abstracting Abstract Machines.
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数理・計算科学系のプログラミング関連の三研究室(南出・増原・叢研)がホストとなり、第三回PL合同セミナーを開催しました。第三回となる今回もオンライン含め40人以上の参加者が集まり、活発な議論が交わされました。
PL合同セミナーは主に関東圏のプログラミング言語理論の研究グループが持ち回りで開催している、研究室セミナーの拡大版です。若手研究者や学生が最近の研究成果や当該分野の紹介をします。
👉PL合同セミナー
以下の論文が情報処理学会論文誌 プログラミングに採択されました。本論文はJournal of Information Processing に収録されます。
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木内と酒井が修士論文発表を行いました。研究内容のみならず、全員「聴衆を見て発表をしたで賞」に値する立派な発表態度でした。
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