2023年3月修了者

研究室メンバの学位記授与式がありました。今年度は2名が博士号を、3名が修士号を、2名が学士号を授与されました。4名は本学を離れ、3名は修士課程、博士課程で学位取得を目指します。みなさんの益々の活離に期待しています。

伊澤田辺は博士号を受け、それぞれ企業研究所と京都大学の研究員として研究者生活を続けます。池森、古殿高橋は修士号を受け、池森は博士課程に進学、古殿高橋は企業にて開発者・研究者として働き始めます。木内酒井は学士号を受け、修士課程に進学します。

PPL2023で3件のポスター発表

名古屋大学およびオンラインのハイブリッド形式で開催される第25回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップにて3件ポスター・デモ発表がありました。

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木内、酒井による学士論文発表

研究室メンバによる学士論文の発表が行われました。

池守、古殿、高橋による修士論文発表

研究メンバによる修士論文の発表が行われました。

  • Kazuki Ikemori, Translation Between Effect Instances and Multi-prompt Control Operators
  • 古殿直也、差分実行の形式化
  • 高橋修祐、実行履歴を用いた差分実行型ライププログラミング環境の実現

博士論文公聴会: 伊澤侑祐

伊澤侑祐の博士論文 “Supporting multi-scope and multi-level compilation in a meta-tracing just-in-time compiler.” の公聴会が開かれました。実行履歴型のJITコンパイラを生成するメタコンパイラフレームワークに対し、大部分の定義が共通化された複数のインタプリタ定義を与えることによって、複数のコンパイル範囲 (実行履歴単位とメソッド単位) と複数のコンパイルレベル (高性能なコード生成が可能なコンパイルと、高速に単純なコード生成が可能なコンパイル) を実現できる技術です。既存のメタコンパイラフレームワークは固定的なコンパイル方針を与えるのみであり、既存の特定言語向けJITコンパイラが培ったコンパイル方針に対抗できる手段を備えていませんでした。本研究は、そのような状況を打破するだけでなく、言語の振舞いを記述するものだとされてきたインタプリタ定義がコンパイルの制御をも可能であることを見出しました。

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