版(バージョン)プログラミング
プログラミング言語の多くは版を言語意味論の外で扱っています。プログラムはある版のモジュールを想定して記述、型検査、コンパイルされた後に、時によっては異なる版と差し替えられて結合・実行されます。そのために衝突や矛盾といった問題をしばしば引き起こしています。
本プロジェクトはプログラミング言語の内部、即ち意味論の中で版を扱うことを提案します。全ての値に(概念的には)版を付ける方法を採り、異なる版のモジュールを同時に使用を可能にしながらも型安全性を保つ理論と実現方式を探ります。
現在は核となる計算系λVL、版付きOOP言語BatakJavaの設計と実現、これらを用いた版付きソフトウェア開発の事例研究について研究を進めています。
- 糟谷がAPLAS 2024 SRC & PostersにてAudience Awardを受賞
- 糟谷によるバージョンプログラミング言語Vythonに関するAPLAS SRCでのポスター発表
- Programming with Versionsに関する千葉工大ステアラボセミナー招待講演
- バージョンプログラミング言語のコンパイル手法に関するPPL 2024発表
- PPL 2024 ポスター発表
- メンバー5名が学士論文を発表
- バージョンプログラミング言語のコンパイル手法に関するAPLAS 2023論文
- 田邉の博士論文がJournal of Functional Programmingにて紹介
- バージョン多相プログラミングに関する学生研究コンテストポスター発表
- 「バージョン付き関数型プログラミング言語」の発表 (@ ‹Programming› 2023)
- PPL2023で3件のポスター発表
- 博士論文公聴会: 田辺裕大
- 国際会議SLE2022にてバージョン付きオブジェクト指向言語BatakJavaの論文を発表
- COP 2022国際ワークショップにおいてバージョン付きプログラミング言語に関する講演
- 「バージョン付き関数型プログラミング言語」の発表 (@ ‹Programming› 2022)
- PPL2022にてモナディック等式推論に関する論文(といくつかの論文・ポスター・デモ)発表
- バージョンプログラミング言語に関するCOP’21招待講演
- 小串、新美、陳忻、Luthfanが修士論文を発表しました
- GPGPUのためのPython DSLに関するソフトウェア科学会大会論文と5件のポスター発表
- PPL2020でのポスターとデモ発表
- 伊澤、田辺、叔が修士論文を発表しました
- IPSJ-PROでの口頭発表『コエフェクト計算に基づく量化型の再形式化』
- PPL 2019 にて論文・ポスター発表
- COP2018での論文発表 “A Context-Oriented Programming Approach to Dependency Hell”
- 第20回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ(PPL2018)で伊澤, 田辺, 奥河がポスターの発表