エラー生成クイズ
エラーはプログラミングにおける最大の困難の1つです。特に初学者にはそうです。その理由は、エラーメッセージが不親切であることや、エラーの原因が見つけ難いなど様々です。これに対して、学習者がエラーに対処できるようにするための方法が考えられてきました。典型的なものは、誤ったプログラムを修正させる練習問題を解かせるようなものです。
我々は逆方向の提案をします。それは、学習者に正しいプログラムと期待するエラーメッセージを与え、そのプログラムがそのエラーメッセージを出すように変更させるという「エラー生成クイズ」です。この方法によって学習者が、よりエラーメッセージに注意を払うようになり、プログラミング学習にとってもよい効果が得られることを期待しています。
現在は、試験的にエラー生成クイズをプログラミング入門授業を履修している学生に解いてもらうこと、その結果を分析すること、またエラー生成クイズの作問を支援する自動化手法などについて研究しています。
メンバー
お知らせ
- エラー生成クイズに関する角田の論文がコンピュータソフトウェア誌に採録
- STORES社がエラー生成クイズをRubyKaigiにて展示
- エラー生成クイズの問題作成支援ツールに関するPPL 2024論文
- 斉藤、角田、津山による修士論文発表
- エラー生成クイズに関するITiCSE論文
- 第10回SIGPXにて2名の発表
- 第9回SIGPXにて3名が発表を行いました。
- PPL2022にてモナディック等式推論に関する論文(といくつかの論文・ポスター・デモ)発表
- 斉藤、角田、津山による学士論文発表
- ソフトウェア科学会でSchemeからWebAssemblyへのコンパイラに関する発表と3件のポスター発表