COPの層活性機構に関する論文がInfoSoft誌に採録

Paul Leger, Nicolas Cardozo, Hidehiko Masuharaによる論文 “An Expressive and Modular Layer Activation Mechanism for Context-Oriented Programming” が Information and Software Technology に採録されました。この論文は文脈指向プログラミングのモジュール性を高める試みで、同時に高い記述力も提供するものです。JavaScriptを拡張した文脈指向言語上で有効性の実証を行っています。

この研究はPaul Leger氏が2019年に当研究室に滞在したときに開始されたものです。その時に行った様々な議論の結果の1つをこのように論文にすることができたのは、大変うれしいことです。

👉プロジェクト: Adaptive Interface Language for COP

Castor先生来訪

ユトレヒト大学のFernando Castor先生が来訪しプログラム理解に関するセミナー講演を行っていただきました。また研究室メンバーと沢山の議論を行っていただきました。

セミナー講演

対面でのセミナーを再開

2年半オンラインでしか活動できませんでしたが、10月から対面でのセミナーを再開しました。対面ならではのこと(「スクリーンに向かって喋らないでね!」とか)を再発見したり、集合写真を撮ったりできるようになったのは喜ばしいことです。

2022年10月から定期的なセミナーを対面で再開

エフェクトに関する発表(TyDe & HOPE)

以下の発表が ICFP 2022 に併設される TyDe および HOPE ワークショップに採択されました。

  • Youyou Cong and Kenichi Asai. Towards Dependently-Typed Control Effects. The 7th Workshop on Type-Driven Development (TyDe 2022), Ljubljana, Slovenia, September 2022.
  • Youyou Cong, Shin-ya Katsumata, Kazuki Niimi, and Jonathan Immanuel Brachthäuser.  Monadic Semantics of Bidirectional Effects.  The 10th ACM SIGPLAN Workshop on Higher-Order Programming with Effects (HOPE 2022), Ljubljana, Slovenia, September 2022.

制御演算子に関する論文

以下の論文が LMCS に採録されました。

  • Youyou Cong, Chiaki Ishio, Kaho Honda, and Kenichi Asai.  A Functional Abstraction of Typed Invocation Contexts.  Logical Methods in Computer Science (LMCS) Special Issue on Selected Papers of the 6th International Conference on Formal Structures for Computation and Deduction (FSCD 2021).

日本ソフトウェア科学会大会で2件の発表

東京大学本郷キャンパスおよびオンラインのハイブリッド形式で開催される2022年度日本ソフトウェア科学会第39回大会にて2件の論文発表があります。

(さらに…)

Khatchadourian先生来訪

ニューヨーク市立大学ハンター校のRaffi Khatchadourian先生が来訪し8月10日から24日まで研究室に滞在しました。セミナー講演のほか研究室メンバーと沢山の議論を行っていただきました。

この訪問は日本学術振興会再招聘事業の支援を受けており、2年前に予定されていました。COVID-19のために(何度も)延期を余儀なくされましたが、ようやく実現されたものです。

セミナー講演(ハイブリッド形式)