5名の歓送会

5名のメンバーの歓送会を行いました。

  • Jeanie Adkissonは修士を修了し、カナダへと移住します。とある公的機関での仕事が待っているそうです。
  • 青谷知幸は、発足当初から研究室を支えてくれていましたが、ソフトウェア開発の実態を身を持って体験すべく、9月から某企業での新しいキャリアを開始するそうです。
  • 李東方は修士を修了し、南京人工智能高等研究院で働き始めます。
  • Matthias Springerは博士号を取得し、Google社に就職します。
  • Chengkai Yangは約2ヶ月のTokyo Tech Summer Programを修了して、ジョージア工科大学に戻ります。

みなさんの輝かしい未来を願ってやみません。近いうちに再会できることを願っています!

ISMM/PLDIにおいてGPUメモリ管理に関する論文とポスター発表

Matthias SpringerHidehiko Masuhara による論文 “Massively Parallel GPU Memory Compaction” (PDF) が the ACM SIGPLAN International Symposium on Memory Management (ISMM) 2019 に採択されました。ISMM は PLDI 2019 に併設されるメモリ管理に関する国際会議です。

Matthias Springer によるポスター発表 “CompactGpu: Massively Parallel Memory Defragmentation on GPUs” が the ACM SIGPLAN Conference on Programming Language Design and Implementation (PLDI) 2019 において行われる ACM Student Research Competition (SRC) に採択されました。

Matthias SpringerはISMMの最優秀学生発表と、SRC大学院生部門の第一位に輝きました。

叢悠悠が数理・計算科学系談話会において講演

叢悠悠数理・計算科学系談話会において「制御演算子をもつ依存型付き言語の設計」について講演しました。

日程: 2019年6月5日(水) 14:00~15:00
場所: 西8号館 W棟 10階 1008 コラボレーションルーム
講師: 悠悠 助教
題目: 制御演算子をもつ依存型付き言語の設計
概要:「依存型」とは、数字や文字列といった項への言及が許されている型のことであり、プログラムの仕様を正確に記述する目的で用いられる。一方、「制御演算子」は、実行のある時点における残りの計算を扱うためのツールであり、プログラムの流れを自由に操作することを可能にする。本研究では、依存型と制御演算子が共存する言語を設計する。まず、型の依存性に関する3つの制限を設け、正しく型が付いたプログラムは、その型が表す仕様通りに振る舞うことを保証する。次に、選択的なプログラム変換を定義し、プログラムの意味と型を保持したまま、制御演算子を除去できることを証明する。これらの成果は、信頼性と表現力を両立させるための土台として捉えられ、将来的には、バグのないソフトウェアの実装につながると考えられる。