5名のメンバーの歓送会を行いました。
- Jeanie Adkissonは修士を修了し、カナダへと移住します。とある公的機関での仕事が待っているそうです。
- 青谷知幸は、発足当初から研究室を支えてくれていましたが、ソフトウェア開発の実態を身を持って体験すべく、9月から某企業での新しいキャリアを開始するそうです。
- 李東方は修士を修了し、南京人工智能高等研究院で働き始めます。
- Matthias Springerは博士号を取得し、Google社に就職します。
- Chengkai Yangは約2ヶ月のTokyo Tech Summer Programを修了して、ジョージア工科大学に戻ります。
みなさんの輝かしい未来を願ってやみません。近いうちに再会できることを願っています!
ジョージア工科大学からの交換留学生Chengkai Yangがサマープログラムの成果発表を行いました。Yangは当研究室においてプログラム合成を用いたCUDAプログラムの最適器ツールKaniCUDAの高速化に取り組みました。
日本ソフトウェア科学会「コンピュータソフトウェア」誌の2019年36巻3号に増原の巻頭言「お前まだアレやってるの?」が掲載されました。
ECOOP 2019 (the 33rd European Conference on Object-Oriented Programming) においてSpringeと増原による論文 “DynaSOAr: A Parallel Memory Allocator for Object-oriented Programming on GPUs with Efficient Memory Access” を発表しました。
Matthias Springerの博士論文“Memory-Efficient Object-Oriented Programming on GPUs”の公聴会が開かれました。博士号の取得はもうすぐそこまで来ています! (さらに…)
Matthias Springer と Hidehiko Masuhara による論文 “Massively Parallel GPU Memory Compaction” (PDF) が the ACM SIGPLAN International Symposium on Memory Management (ISMM) 2019 に採択されました。ISMM は PLDI 2019 に併設されるメモリ管理に関する国際会議です。
Matthias Springer によるポスター発表 “CompactGpu: Massively Parallel Memory Defragmentation on GPUs” が the ACM SIGPLAN Conference on Programming Language Design and Implementation (PLDI) 2019 において行われる ACM Student Research Competition (SRC) に採択されました。
Matthias SpringerはISMMの最優秀学生発表と、SRC大学院生部門の第一位に輝きました。
以下の研究が情報処理学会プログラミング研究発表会(第124回,名古屋)で発表されます。
第124回プログラミング研究発表会プログラム
『コエフェクト計算に基づく量化型の再形式化』
田辺 裕大, Luthfan Anshar Lubis, 青谷 知幸, 増原 英彦
叢悠悠が数理・計算科学系談話会において「制御演算子をもつ依存型付き言語の設計」について講演しました。
日程: 2019年6月5日(水) 14:00~15:00
場所: 西8号館 W棟 10階 1008 コラボレーションルーム
講師: 叢 悠悠 助教
題目: 制御演算子をもつ依存型付き言語の設計
概要:「依存型」とは、数字や文字列といった項への言及が許されている型のことであり、プログラムの仕様を正確に記述する目的で用いられる。一方、「制御演算子」は、実行のある時点における残りの計算を扱うためのツールであり、プログラムの流れを自由に操作することを可能にする。本研究では、依存型と制御演算子が共存する言語を設計する。まず、型の依存性に関する3つの制限を設け、正しく型が付いたプログラムは、その型が表す仕様通りに振る舞うことを保証する。次に、選択的なプログラム変換を定義し、プログラムの意味と型を保持したまま、制御演算子を除去できることを証明する。これらの成果は、信頼性と表現力を両立させるための土台として捉えられ、将来的には、バグのないソフトウェアの実装につながると考えられる。