博士論文公聴会: 伊澤侑祐

伊澤侑祐の博士論文 “Supporting multi-scope and multi-level compilation in a meta-tracing just-in-time compiler.” の公聴会が開かれました。実行履歴型のJITコンパイラを生成するメタコンパイラフレームワークに対し、大部分の定義が共通化された複数のインタプリタ定義を与えることによって、複数のコンパイル範囲 (実行履歴単位とメソッド単位) と複数のコンパイルレベル (高性能なコード生成が可能なコンパイルと、高速に単純なコード生成が可能なコンパイル) を実現できる技術です。既存のメタコンパイラフレームワークは固定的なコンパイル方針を与えるのみであり、既存の特定言語向けJITコンパイラが培ったコンパイル方針に対抗できる手段を備えていませんでした。本研究は、そのような状況を打破するだけでなく、言語の振舞いを記述するものだとされてきたインタプリタ定義がコンパイルの制御をも可能であることを見出しました。

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第10回SIGPXにて2名の発表

高橋が第10回SIGPX勉強会にて発表しました。高橋は”Implementation of Language-agnostic Live Programming Environment and Efficient Evaluation by Differential Execution”という題で修士論文としてまとめている研究内容についての発表を、は「Dagstuhl Seminar 参加報告 – 教育用プログラミング言語・システム」を発表しました。

国際会議SLE2022にてバージョン付きオブジェクト指向言語BatakJavaの論文を発表

Luthfan, 田辺, 青谷, 増原らの論文が国際会議Software Language Engineering (SLE ’22)に採録・発表されます。バージョンによって異なる定義を1つのプログラム中で扱えることを目指したバージョン付きプログラミングをオブジェクト指向言語に適用し、その言語設計と実現方法を提案しています。

👉 プロジェクト

COPの層活性機構に関する論文がInfoSoft誌に採録

Paul Leger, Nicolas Cardozo, Hidehiko Masuharaによる論文 “An Expressive and Modular Layer Activation Mechanism for Context-Oriented Programming” が Information and Software Technology に採録されました。この論文は文脈指向プログラミングのモジュール性を高める試みで、同時に高い記述力も提供するものです。JavaScriptを拡張した文脈指向言語上で有効性の実証を行っています。

この研究はPaul Leger氏が2019年に当研究室に滞在したときに開始されたものです。その時に行った様々な議論の結果の1つをこのように論文にすることができたのは、大変うれしいことです。

👉プロジェクト: Adaptive Interface Language for COP